麻加江城跡
まかえじょうあと (Makae Castle Ruins)
【C-ME075】探訪日:2020/10/15
三重県度会郡度会町麻加江字奥屋敷
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年代,築城者および歴史についても詳しいことは定かではない。室町時代後期の築城かといわれている。
宮川がUの字をなす内側に位置し麻加江集落の北の丘陵地端に築かれている。標高55m,比高23mの丘城である。主郭は周囲を土塁が巡り、虎口は東端部にある。東端の虎口は北と南に隣接して二つの開口部があり、切岸の外側で通路が繋がっており、この辺りの土塁には石積が残る。主郭から西へ郭が二,三段あり、西丘陵部に堀がある。その南側に墓地に隣接した郭があり、内部には鈎状に屈折した溝が走っているが、この部分も西の山側に堀切と土塁を設けている。
なお、南200mの所には郷士館と呼ばれた館跡があったとされるが、畑地への開発で今は見ることができない。