久延彦神社
くえひこじんじゃ(Kuehiko Shrine)
【S-NR010】探訪日:1993/9/25・2017/9/3
奈良県桜井市大字三輪62
【MAP】
〔駐車場所〕
大神神社にほど近い場所に鎮座する久延彦神社は、久延毘古命を祀る神社。大神神社の末社である。
『古事記』には、久延毘古命は山田のそほど(案山子の古名)として現れ、大神神社の祭神・大国主神(大物主大神)が国造りを行った際、多くの神が知らなかった海の向こうからやってきた小さな神(少彦名命)の名を教えた神として、「足はあるかねど、天下の事を、尽に知れる神」と記されている。田の神,農業の神,土地の神であると共に、田畑にあって常に世の中を見渡していることから、なんでも知っている神=知恵の神として信仰され、学業成就,合格祈願,知恵発達,諸願成就,知識向上などに神徳があるとされている。また、社殿には知恵の霊鳥ふくろうの木像が置かれ、絵馬もふくろうの形をしている。