二重堀砦跡
ふたえぼりとりであと (Futaebori Fort Ruins)
【C-AC118】探訪日:2016/4/2
愛知県小牧市大字二重堀
【MAP】
〔駐車場所〕
1584(天正12)年の小牧長久手の戦いの際、秀吉方が築いた砦である。日根野備中守弘就,弟の弥次右衛門以下2000の兵が布陣したことから「日根野備中守弘就砦跡」とも呼ばれる。その名の通り、二重の堀を巡らせた東西約100m,南北約73m、土塁の高さは1.5mという大きな砦であったとされる。徳川方が布陣する小牧山城に対し最前線に位置していたため、しばしば夜襲を受け多数の死傷者が出た。
砦があったと考えられる場所は、現在は耕地整理が行なわれたため、遺構などはまったく残されていない。砦跡として残る祠は、隣接する民家の裏手の竹藪の中にあったものが移設されたものである。