正応5年(1292年)に伊勢神宮の外宮禰宜に赴任し、正和5年(1316年)に一禰宜に昇格した。慈遍が著した『旧事本紀玄義』の序文執筆を補助し、『太神宮両宮之御事』を著して阿野廉子に献上する等、伊勢神道の弘布に携わった。また、神職以外にも自身が詠んだ和歌を『玉葉和歌集』に入集する等、歌人としても活躍した。 著作には他にも『服仮令』、『元徳渡会氏系図』がある。