清和源氏

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源 兼忠

 平安時代中期の賜姓皇族・官人。延喜17年(917年)正月7日従五位下に叙せられ、その後は備中権守,三河権守,侍従,左兵衛佐,大和権介,左衛門佐を歴任し、また中宮亮,近江権守,春宮亮を兼官した。その後、天慶8年(945年)中宮権大夫になる。更に左京権大夫,右京権大夫になり、再び近江権守に任ぜられ、天暦8年(954年)3月14日正四位下参議に任ぜられた。翌年の天暦9年(955年)備前権守を兼ね、天暦10年(956年)治部卿を兼ねたが、天徳2年7月1日に58歳で没した。
 なお藤原道綱母の養女になった娘は、藤原兼家と源兼忠女との間に生まれた子である(『蜻蛉日記』)。