<神皇系氏族>天神系

OT18:大伴安麻呂  大伴武日 ― 大伴 咋 ― 大伴安麻呂 ― 伴 春雄 OT19:伴 春雄

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伴 資兼

 延喜10年(910年)諸陵頭次いで修理亮と一時京官を務めるが、翌延喜11年(911年)若狭守として再び地方官に遷ると醍醐朝の後半から朱雀朝にかけてほぼ30年の長きに亘って地方官を歴任する。
 延長8年(930年)朱雀天皇の即位に伴い従四位下に、承平2年(932年)には長年の治国の功労により従四位上に昇叙されるなど朱雀朝では順調に昇進し、天慶2年(939年)には参議に任ぜられて73歳にして公卿に列した。その後は議政官として大蔵卿を長く兼帯し、近江守・播磨守・大和権守と引き続き地方官も兼任した。この間、天慶4年(941年)正四位下に昇叙され、天慶5年(942年)には宿禰姓から朝臣姓に改姓されている。
 村上朝の天暦4年(950年)正月に従三位に叙せられるが、同年10月参議を致仕する。天暦8年(954年)4月16日薨去。享年88。